【商品の説明】 産地：中華人民共和国（産地の詳細は不明） サイズ：写真に写り込んだメジャーで推測してください。 重量：商品名に記載 蛍石の蒐集家の方ならよくご存知のことですが、様々な色合いの内、最も珍しいのが赤い蛍石です。当方も長年鉱物標本を扱っていますが、仄かにピンク色のものや、赤黒く、辛うじて「赤い」と言って良さそうなもの、紫が薄まって赤く見えなくもないものは扱ってきましたが、ここまで青みが少なく「赤い」と言い切っても全然差し支えない蛍石は初めてです。以前、透明度の高い八面体結晶でこれと同程度に赤いものがあるとの報告を現地から受け、車並みの値段で買えなかったということはありましたが、今回は業者の人がよく知らない（よくある「レインボー・タイプの蛍石のちょっと変わった物」程度の認識なのでしょう。産地さえ把握していません）のか、高額ではありましたが仕入れ可能な値段を提示してきたので、現地に指示して大胆に全部を買い占めさせました。 散々検索してみましたが、似たようなものは皆無でした。パキスタン産の蛍石で「レッド・フローライト」として高額で取引されているものは出てきましたが、良く言って「オレンジ色」、悪く言えば「茶色」に見えます。それに比べると、これは掛け値なしに「赤い蛍石」と言い切れる色合いです。図鑑でさえこのような品は見たことがありません。すでに掘り出されたものも、そうでないものも含め、地球上にそう沢山はないものだろうと確信します。当方の出品画面を飾る宝物の一つとなりました。 鉱物標本は掘り尽くして仕舞えばもう無いわけですから、ほぼ全てが、長期的には値上がりはしても値崩れすることはほとんどありません。現在の値段も、閉山の相次ぐ日本産鉱物に限って言えば、私が鉱物を扱い始めた20年前と比べるとほぼ全品が10倍以上の値段に高騰しています。特に良いものは言わずもがなです。そういうわけですので、これほど珍しいものともなれば「将来的に高騰必至」と言って間違いないと思います。少なくともあと10年はこの商売を続けるつもりですので、相場の動向を見ながらこれについても、突然値上げさせていただくことになるでしょう。蒐集家の方も投機目的の方も、早い時期に確保しておくことをお勧めします。ただ、買い占めた品の全部はまだ到着していません。高額商品ですので、じっくり選びたい方は「待ち」が良いのかもしれませんね。 ※ 通常の光の中で見ると、茶色っぽい塊にしか見えませんが、強力な光源に翳してみると、相当赤いのが分かります。写真は、一枚を除いて底部が強く発光する台座の上で撮影しています。通常の見え方とかなり異なるので、普通の蛍光灯の下での写真も一枚入れてあります。